飯田地区には様々な土壌があり、その土壌に対応した植付が必要です。また、今まで使用していたピートモスが品薄状態となり、価格が高騰しています。そこで脱ピートモスも検討を始めました。そんな内容を含めて調査し、栽培を行い報告していきます。
失敗しないブルーベリー栽培方法 糸状菌で栽培
ほとんどの土地でハイブッシュ又はラビットアイブルーベリーが栽培できる植付方法について述べます。家庭の庭、近くの畑、先祖伝来の畑、里山 等々植えたいと思う場所は様々だと思います。一般的には日本の畑の47%を占めている「黒ぼく土」が栽培に適していると言われています。火山灰が堆積したところへ有機物が入り、長年が経過して黒色になった土であり、南信州では見かけません。しかし、水はけが良ければ、ほとんどの土地でブルーベリー栽培ができます。以下に述べる方法は、木材チップの糸状菌等を活用しており、簡単でほとんどの土地に適用できる共通的な栽培方法です。化学肥料、有機肥料、硫黄も使用しない自然栽培です。
植付の場所は水はけが良いことを確認して下さい。判断基準は多くの雨が降っても水溜りができない場所です。籾殻を直径約1mの所に約50L入れて耕して下さい。水はけが悪い場所では約20cmの畝を作って下さい。
植穴にピートモスを入れて苗を植え付けて下さい。ピートモスの量はハイブッシュでは約40L、ラビットアイでは約20Lです。ピートモスは充分に吸水させて下さい。植穴の大きさは使うピートモスの量で決めて下さい。また、苗の根はほぐして下さい。
植え付けた後に、土を少し被せて木材チップを約80L苗の周囲に被せて下さい。最後に支柱を立て、苗を固定します。支柱は風で苗が揺らされる事が無いようにする為です。
以上植え付けに必要な資材は、ピートモス、籾殻、木材チップ、支柱となります。
わくわく川路農園第2号
ブルーベリー大好き仲間10人が栽培を始めます。
化学肥料、有機肥料、硫黄も使用しない自然栽培です
2022年11月22日の苗の様子
ハイブッシュは紅葉が早く、綺麗に色付いております。元気に育っているため他の落葉樹より紅葉が遅くなっています。
わくわく川路農園第2号周辺の土壌PHを測定しました。
ブルーベリー植付畑のPHを数か所測定した値の平均値は5.6でした。赤土土壌ですから低い値だと思います。
近くのキノコ栽培後のおが粉を投入した畑のPHは4.2でした。これは驚きでした。
ブルーベリーの植付に使用しているピートモスのPHは4.8でした。これは標準的な値です。
防鳥装置を購入しました
4月から駆動して5月から効果が出るように調整します。スズメ、ヒヨドリ対策です。
2022年倉庫の新設と苗の成長の様子
2022年ムトスプラザ(2階)に大形ブルーベリー鉢を贈呈しました。
2022年川路保育園に会員が収穫したブルーベリー15kgを贈呈しました。
2022年は木材チップを4t車4台搬入しました。
木材チップは何のため?
糸状菌栽培の為です。10年以上前から使用していましたが、その頃は乾燥防止、草防止を目的としていました。しかし、今では糸状菌栽培のために大変重要な役割を担っております。
2021年植え付けの年(植付は5月1日)
10人とその家族の共同作業です
約150坪
南アルプスが見える
わくわく川路農園第1号
この農園は、ブルーベリーの木のオーナー制農園です。ブルーベリー栽培体験教室でも使用します。
川路延長保育の園児の皆さんをブルーベリー狩りに招待しました
右の写真 お礼の色紙を頂きました。感謝しております。
わくわく川路農園第1号の植付は2015年4月。粘土質土壌のため畝を立て、木材チップで土壌改良しています。約100本植付ています